2012年9月1日。港区浜松町の地に、大型保健複合施設『プラザ神明』が誕生しました。施設は8階建てで、1階から3階までには『区立神明保育園』4階に『区立神明いきいきプラザ』5階と6階の一部に『区立神明子ども中高生プラザ』6階に体育館、8階にはトレーニングスペースなどを配置しています。
『プラザ神明』は<みなとモデル二酸化炭素固定認証制度 ※>の導入や人口増加に伴う保育ニーズの多様化に対する施策として<指定管理者度>を用いた運営を行うなど時代のニーズに合った取り組みを行っていることも特徴です。『プラザ神明』には音楽スタジオ、図書室、学習室、トレーニングルームなど施設が数多く完備されており、港区民だけでなく、区外、都外からでも利用することが可能です。
当社は1階から6階までの各部屋に映像・音響設備を導入させていただきました。
※みなとモデル二酸化炭素固定認証制度
区は建築主に対し、建築物等に使用された国産木材量に相当するCO2固定量を認証します。なお、この制度では港区と伐採後の再植林を保証する「間伐採を始めとした国産木材の活用促進に関する協定」を締結した自治体から産出される、木材の合法性および森林の持続性が保証された協定木材の使用を推奨します。
本プロジェクトのポイント
-
港区浜松町の地に、大型保険複合施設『プラザ神明』が誕生
-
音楽スタジオ、図書室、学習室、トレーニングルームなど施設が数多く完備されている
アプローチ
多様な利用を想定した体育館
体育館は残響が長く、共鳴が起こりやすい環境のため、音が垂直方向にほとんど広がらず天井や床からの反響を抑えられるアレイスピーカーを設置しています。また、この体育館は講演会場としての利用も想定しております。この時、正面からはステージが、後方からは階段式の座席がスライドして現れ、バックヤードに収納されていた大型の可搬式スピーカーを接続することによって話し手側からの拡声が可能になります。そしてステージ側の常設スピーカー2台は話し手のモニタースピーカーとして機能します。
操作面に関しても、バックヤードに収納されている可搬式の操作卓をステージ上へ引出し、卓上の外部入力パネルから持込機器を入力して、後方の調整室に設置された10600lmのプロジェクターから映像提示ができます。また、調整室には操作卓同様のタッチパネルがあり、双方から操作を行うことが可能です。
さらに天井に設置されたカメラによって、体育館内にいなくても控室、バックヤードの双方から体育館内の動向をモニタリングすることが可能です。
利便性を追求したスタジオ
建物内にある音楽スタジオにはバンド活動に必要なアイテムが完備されており、高性能な集音マイクを使用して録音した音声を隣接されたモニタールームですぐに編集できる仕組みとなっております。また、導入機材に関しましても、世界的に有名なメーカーがそろっており、こちらのスタジオから有名なアーティストが誕生するのもそう遠い日ではないかもしれません。
『プラザ神明』には子どもと親、お年寄りの目線から作られた施設がたくさんあります。皆様もぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。