西村あさひ法律事務所は、約500名の弁護士を擁する日本最大規模の総合法律事務所。取り扱い業務は国内外を問わず、企業の経済活動に関係するビジネス法務分野に及んでいる。また、法律の制定や研究・教育活動などの公益的活動を通じ、公正公平な社会の形成にも寄与されてきた。そうしたリーガルサービスの提供にあたり、共有されている価値観は、「仕事の質(Quality)」に対する妥協を許さない姿勢 。その原動力として「クライアントからの信頼」「ベストサービスの提供」「有用な人材の宝庫」の3つの基軸を掲げている。特に、弁護士=信頼、というイメージはきっと多くの人が抱くだろう。それを築くためには、弁護士とクライアントとのコミュニケーション・対話、また内部で弁護士、パラリーガル、その他のスタッフ秘書のチームワークや、外部との連携などがより重要となる。
本プロジェクトのポイント
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約500名の弁護士を擁する日本最大規模の総合法律事務所
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事務所内にある大小様々な会議室には、ディスプレイやプロジェクタが備わっている
System feature
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机内に収納されたプロジェクタでスマートな会議室
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部屋の目的に合わせたスペックのタッチパネルを採用
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照明やブラインドもタッチパネル操作で会議をスムーズに
アプローチ
「人」が中心 仕事を支える隠れた機器
内外問わず密なコミュニケーションの必要性を裏付けるように、事務所内には大小様々な多くの会議室が備わっている。表示装置はディスプレイ、プロジェクタをそれぞれ採用。意匠性も高く、例えば、ある会議室ではプロジェクタは通常机下に収納されており、利用する際に机上面が電動で開くようになっている。開かれた机天板裏に設置されたミラーの反射により、スクリーンへ映像投影される仕組みだ。ディスプレイの会議室では、そのフラットさを活かしディスプレイ本体の高さに合わせた長さのパイプラインスピーカを両脇に設置。内蔵スピーカでは得られない音質を、意匠性を損なわず実現している。
あくまでも人と人との対話が中心にありながら、AV設備はその補助機能としての役割をひっそりと、かつ大いに担っている。
シンプルなシステムとシンプルな操作
スピーディかつスムーズな活用を実現させるために重要となってくるのが、ユーザーインターフェース、いわゆる操作部である。 シンプルなシステム構成に加え、タブレットを利用したワイヤレスタッチコントローラを採用することで、行いたい操作をシンプルに選択できる
より効率的な仕組みを
本システムでは、室内を区切ることのできるセミナールーム(サンライズホール)の分割パターンの切り替えや、スクリーンをはじめ照明やブラインドなどの環境装置のコントロールもタブレットより行うことができる。ビルで集中管理されているブラインドまでも、AVシステム利用中は操作可能だ。また、収録編集システムも備わっている。社内講習などを収録しておくことにより、参加できなかった方向けに再度講習内容を案内することができる。
洗練された事務所内から、これからも質の高い、洗練された仕事が生まれそうだ。