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訪れるお客様により深い日本酒の世界を伝える

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神戸市東~西宮市今津に至る大阪湾沿岸地帯は、“灘”と呼ばれ、この地域では古くから酒造業が発展してきました。酒造りに適した条件が揃っているこの地に白鶴酒造は1743年に創業され、伝統的な酒造りを継承しながら新しい技術の導入にも積極的に取り組まれています。近年日本酒は海外でも人気が高まり、日本の酒蔵を見学に来られる外国人観光客も増えています。

1982年に開館した資料館は、大きな改修はなかったのですが、予約いただいた見学客の方に若山牧水が詠んだ白鶴の俳句を紹介した映像コンテンツがとても評判が良く、外国からのお客様、そして地域の方々、予約をされていないお客様にも全ての人に楽しんでもらう主旨で今回資料館をリニューアルすることとなり、その一環でプロジェクション・マッピングの計画が実現されました。

本プロジェクトのポイント

  • 大正初期に建造された酒蔵を改修した資料館にプロジェクション・マッピングを導入
  • 持込機器も投映可能で用途に応じて社内プレゼンや地域のイベントにも利用
白鶴酒造資料館
プロジェクタ3台で構成される3Dプロジェクションマッピング

3台で構成されるプロジェクタ映像は、通常の3Dマッピング専用のコンテンツ映像だけでなく、中央には持ち込み資料の映像投映が出来る仕組みになっており、映写ホールは用途に応じて社内プレゼンテーションや地域のイベントにも利用できます。音響システムについてはスピーカの存在を目立たなくするため非対称拡散技術を応用しました。少ない台数で室内全体に均一な音声を拡散できるスピーカMartin Audio CDD10 を選定しています。

甑(こしき)で蒸した米を運び出す様子
中央:白鶴酒造 広報室長 西田様 映像システム 左:西村(設計)・右:金子(営業)

資料館はエントランスを入ると等身大の人形が酒造りをしている様子をリアルに再現されており、洗米から清酒の要である醪(もろみ)の仕込みなどの酒造りの過程がうかがえる展示コーナーと、試飲が出来る販売コーナーも併設されています。関西にお越しの際は、是非本物の日本酒の世界に没頭されてはいかがでしょうか。

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