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デジタルと空間演出による新しい店舗のカタチ

  • 商業施設

国内外に40店舗近くを展開するアトモス(atmos)の最上級スニーカーブティック「atmos 千駄ヶ谷」が2019年4月にオープンしました。 北参道駅から原宿方面へ明治通り沿いに歩いて4~5分の場所にあるこの店舗は、アトモスの創業当時のコンセプト「ギャラリー的スニーカーショップ」を掲げ、1階はインスタレーションやアプリなどデジタルを駆使した体験型空間が提供されており、様々なローカルブランドやアーティストにフォーカスしたポップアップが月ごとに開催される予定になっています。2階ブティックは和のテイストを取り入れた白基調のデザインとなっており、棚に並んだ色鮮やかなスニーカーと相まってとてもスタイリッシュで先進的な空間になっています。今回、映像システムは、1階ギャラリーのプロジェクションシステム(音響機器含む)の提案設計~導入まで行いました。

本プロジェクトのポイント

  • 2019年4月、最上級スニーカーブティック「atmos 千駄ヶ谷」がオープン
  • 12000ルーメン×3台のプロジェクションシステムでギャラリー空間を演出

アプローチ

(2F)有機的にデザインされた棚とスニーカーのコントラストが印象的

プロジェクションシステムの構成

1階の空間演出を担うプロジェクションシステムでは、ゼロオフセット投映に対応した超短焦点のレンズと12000ルーメンのレーザー光源プロジェクター×3台の組み合わせを導入しています。このゼロオフセット対応レンズを採用することで限られた設置条件の中、壁面に大きな映像を投映することを可能としましたが、標準的なレンズを使用するよりもプロジェクターの明るさが80%程度まで減衰する為、そのことも考慮した機種の提案を行いました。L字型の壁面いっぱい(ワイド約13.6m×高さ約2.7m)に広がる映像は、4K対応のサイネージプレーヤーとエッジブレンディングプロセッサーから生成されます。また、イベントなどに対応できるようにサイネージプレーヤー以外にもPCなどの持込機器の映像や音声を利用できる設計になっています。

(1F)スニーカーと映像がひとつの作品として表現されている

ギャラリーとしての空間

オープンから2カ月の間に、FRAMED(FRM)アートギャラリーコラボレーション、NIKE ACG Collection 2019 SUMMER POP UP、UNBROKEN POP UP STORE、ADIDAS 4D発売記念トークセッションイベント(atmos JAM)など、様々な企画でプロジェクションシステムを活用して頂いています。

「UNBROKEN POP UP STORE」
ADIDAS 4D発売記念トークセッションイベントの様子

「ギャラリー的スニーカーショップ」のコンセプトが意図するのは、美術作品を観に行くように、そこでしか体験できないプレミアムな何かが店舗にあるということなのだと思います。プロジェクションシステムによる空間演出は、例えば、ひとつのスニーカーがひとつの美術作品として感じられるような世界観をつくる力を秘めているように思います。私たちのつくるシステムが、単なる「設備」でなくなり「作品」の一部となった、そんなワクワクとした気持ちを感じることができました。

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