独立系証券会社である、岡三証券は、平成23年1月に本社機能及び情報関連部署を東京日本橋室町の室町東三井ビルディングに移転しました。もとより近辺に営業拠点を有していたそうですが、迅速かつ適切な情報共有・発信を実行する組織改革と、「情報の岡三」へさらに強固に取り組むために、移転計画は進められました。当社は、この度、移転に伴うAV設備の導入を行いました。
本プロジェクトのポイント
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平成23(2011)年1月、東京日本橋室町に本社機能の一部を移転
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セミナールームでは、高精細で大画面を実現した60インチ4面マルチディスプレイを採用
アプローチ
レセプションフロアとなっている14階は、ガラスがふんだんに使われた空間で差し込む光を遮るものがなく、居心地のよい空間が広がっています。カフェラウンジやミーティングルームなどの各所にディスプレイが設置されており、株価や岡三証券の情報が放映され、情報提示に対する意識の高さを感じさせます。
同フロアにあるセミナールームには、60インチ4面のマルチ液晶ディスプレイが設置されています。この場所は、アナリストが行うセミナーやIR活動に利用されています。細かい数字を表示することができ、参加者の顔が見える状態で、インパクトのあるプレゼンを行える設備が最適という要望をもとに、マルチディスプレイが選定されたそうです。
プロジェクターのようにランプ切れの心配がなく、視聴に違和感がない薄型ベゼル(ディスプレイの縁)のディスプレイが選定され、高いコストパフォーマンスで高輝度の映像提示を実現しています。ベゼルの領域に縁が重なっても、大切な情報がつぶれることがないよう、ベゼル幅分のドットをずらした設定を敢えて行っています。将来的には臨場感のある大画面を用い、テレビ会議を行ったり、セミナー風景を撮影・配信し、情報共有の強化に努める仕組み作りを行ったりする計画があるそうです。
世界規模の商品の提供強化のために、岡三証券では、どんな場所でも情報にアクセスでき、共有・発信することを最も重要としています。その姿勢に「すべてはお客様のために」を理念とする企業の責任感を強く感じた取材でした。