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新4K8K衛生放送 12月1日よりスタート! ~基本情報の確認~

  • レポート/コラム

2018年12月1日よりBS・110度CSによる4K8Kの本放送が新たにスタートします。先日、幕張メッセで開催されたCEATEC JAPAN の展示会においても、4K8K対応のテレビや受信機が数多く展示され賑わいを見せていました。「まだまだ私は2Kで充分…」という方も多いかもしれませんが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの放送に向けて、新4K8K衛生放送についての予習をしておきましょう。

4K8Kとは

2011年の地上テレビ放送デジタル化以来、テレビモニタの解像度はフルHDが主流となりました。フルHD解像度(1920×1080)は水平方向に約2000画素あることから2Kと呼んでいます。同様に目安として水平方向の画素数が約4000画素(3840×2160)の解像度を「4K」、約8000画素(7680×4320)の解像度を「8K」というように呼んでいます。

下の図を見てわかるように、4Kは2Kの4倍、8Kは2Kの16倍の画素数となる為、とてもきめの細かい映像を再現することができます。

出典元:総務省 4K8Kとは(2018年10月22日現在)
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin/about.html

右旋・左旋と放送の割り当て

衛星放送の電波(円偏波)には、受信点から見て電界が右回りに回転する「右旋」と左回りに回転する「左旋」があります。現行のBS放送は「右旋」が使用されていますが、新4K8K衛生放送では「左旋」の電波も加わり、右旋と左旋それぞれに様々な放送が割当てられています。ちなみに8K放送は、左旋のNHKのみとなっています。

出典元:一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)リーフレット(2018年10月22日現在)
http://www.apab.or.jp/4k-8k/information/

4K8Kテレビの発売状況

メーカー各社から4Kチューナー内蔵のテレビやレコーダーが徐々に複数のラインナップで発売(予定)されています。8Kチューナー内蔵テレビは今の所、限定的でSHARPのAQUOS AX1シリーズが11月に8K世界初として発売される予定です。

 

参考:シャープ ニュースリリース『AQUOS 8K』AX1シリーズ(2018年10月15日)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/181015-d.html

 

ただし、AX1シリーズの画面サイズは60V~80V型で一般のご家庭に置くには、サイズが少し大きいかもしれません。45V前後からのラインナップがある4Kテレビが価格面も含め今後、主流になっていくように思います。尚、チューナーを内蔵していないテレビの場合は、外付けのチューナー(レコーダーなど)が必要となりますので、4K放送であれば「BS 4K」「110℃CS 4K」、8K放送であれば「BS 8K」のそれぞれロゴがあるかを確認しましょう。

出典元:一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)(2018年10月22日現在)
http://www.apab.or.jp/business/logo.html

おわりに

実際に4K8Kの映像を観ると、その鮮明さに感嘆してしまいます。ただ、鮮明過ぎるが故に普段目視では見ていない(気にしていない)ような情報まで目に入ってしまうので、逆に違和感を覚えたり目や頭が疲れるような感覚もあるような気がしています。現在の2K衛星放送や地上デジタル放送は、12月1日以降も続きます。4K8Kの本放送スタート後、家電屋さんの店頭で実機をじっくりと見比べてみるのがよいかもしれません。

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